自己破産の免責と任意売却

自己破産の前に任意売却をすると、免責が受けられなくなのでは、心配する人がいます。免責をを受けたからなくなる請求ですから、その通りなら大変です。免責のない自己破産では意味がありません。

しかし、そのような心配は不要です。

破産法上、財産を意図的に隠す「隠匿行為」や、特定の債権者に返済する「偏頗行為」は免責不許可事由とされ、売却行為は管財人によって否認されます。

任意売却は、担保権者の承認をえて物件を売却し、残っているローンを返済することですから、一見すると「偏頗行為」に当たるように思われます。

しかし、担保権を有する債権者は、一般債権者に優先する優先権(これを別除権といいます。)があるため、売却代金を返済しても偏頗行為には当たらないのです。

また、オーバーローンの状態(物件価格を超えるローンがある状態)で任意売却をしても、否認されることはありません。担保権のある物件の価値は、物件価値から住宅ローンを控除した額と見られるからです。

となるとオーバーローンでない場合は問題です。しかしあまり心配する必要はありません。その場合でも裁判所は、「ローンを超える額だけが否認の対象になる」と判示しているからです。

 

 

 

事務所紹介

住所

〒192-0375 東京都八王子市鑓水2丁目82番1-204

受付時間

9:00~20:00
フォームでのお問合せは24時間受け付けております。

休業日

日曜・祝日 ※お急ぎの場合は対応できます。