担保権解除料(ハンコ代)と任意売却

任意売却をするには、担保権をすべて解除しなければなりません。しかし、いまの売却価格では第2順位以下の担保権者に配分金が回りませんから、担保権者が複数いる場合の任意売却は難しくなります。

担保権に順位がある以上、配分金が回らない債権者がいても致し方ないことですから、そのことを理由に担保権の解除に応じないという主張は通りません。

ただそうはいっても、担保権者の事情は様々ですから簡単にはいかないのです。他方で配分のえられる上位の担保権者も、売却できなければ配分はもちろんゼロですから困ります。ここに担保権の解除料がでてくる理由があるのです。

担保権の解除料とは、売却代金の配分を受けられない担保権者に、担保権の解除に協力してもらう名目で提供するお金です。別名ハンコ代といわれます。

解除料は、債務者が負担すべき性格のものですが、それは無理ですから任意売却で利益をえる上位の担保権者が負担せざるをえません。ただし、負担すべき義務のない解除料ですから当然、金額には限度があります。

例えば、第1順位の担保権者になることが多い住宅金融支援機構の解除料は、第2順位が30万円、第3順位が20万円、第4順位が20万円となっています。

この程度の解除料で応じてくれればよいのですが、そうもいかない担保権者もいますから簡単にはいきません。

 

 

事務所紹介

住所

〒192-0375 東京都八王子市鑓水2丁目82番1-204

受付時間

9:00~20:00
フォームでのお問合せは24時間受け付けております。

休業日

日曜・祝日 ※お急ぎの場合は対応できます。