任意売却後に残ったローン

任意売却した自宅の売却代金は、ローンの返済に充てられますが、いまの売却価格で住宅ローンが消えることはまず、ありません。にもかかわらず、任意売却をすればローンの請求はなくなるのでは、と考えている方がいます。

しかし、そうはなりません。債権者は、競売よりも回収が多くなるため任意売却に応じますが、残った債権の放棄などは考えていないのです。

債権の回収方法は限られる

そのため、任意売却をしたのですから「残ったローンはないことに・・・」といっても一蹴されることになります。ただそうはいっても、他に資産のない債務者に対する請求ですから債権者も大変です。

いくら法的手段を強調したところで、現実には給料か預金の差押えぐらいで、それも安定した勤務先があり預金があっての話になります。

最後は分割返済か債権売却

そうなると最後は、分割返済による回収という現実的な選択にならざるをえません。それも難しいとなれば、債権回収会社(サービサー)に債権を売却して、いくらかでも回収する他ありません。こうして売却後に残ったローン債権はサービサーに譲渡されることになるのです。

サービサーとは、債権買取・回収を主たる目的として法務大臣の許可をえて設置される会社で、その数は100社を超えます。あまり聞かない名前に戸惑う方もいますが、規制も厳しいですから心配はいりません。それどころか、残債権を安く買い戻せるというメリットもでてきます。サービサーは格安で債権を買い取っているからです。

相談事例から

任売専門業者が「サービサーの債権は担保付債権でも残債額の3~4%で買戻せる」というので交渉したいがどうか、という相談があります。

残念ですが、サービサーがそのような価格で買戻しに応じることはありません。競売に持ち込んでも物件価格の70~80%の回収は見込めからです。もちろん相談者から後日、買戻せたという話はありません。

しかし、任意売却をした場合の残債務は違ってきます。この場合の債権は無担保ですから、債権者の法的回収手段は限定されされます。それに自宅を売却した債務者に他に資産ははありません。そのためサービサーとしても、残債務の3~4%はともかくとして、かなり低い価格であっても買戻に応じざるをえなくなるのです。


サービサーに譲渡された債権は、こちらをクリック

 

 

事務所紹介

住所

〒192-0375 東京都八王子市鑓水2丁目82番1-204

受付時間

9:00~20:00
フォームでのお問合せは24時間受け付けております。

休業日

日曜・祝日 ※お急ぎの場合は対応できます。